2012年7月2日月曜日

オランダ・ワンダーランド(ミッフィーはメイド・インチャイナ?)

    いよいよフェルメールが日本にやってきて,予想通り初日から大盛況のようですね。いろいろフェルメールがらみの本も出ているようで,『ミッフィーとフェルメールさん』なんてのもあるようですね。
    このミッフィーというウサギのキャラクターがオランダ生まれというのは,もう結構有名かもしれません。本名(?)はNijntje Pluis(ナインチェ・プラウス)。オランダ中部のユトレヒトという街が生まれ故郷です。ここに住んでいる絵本作家ディック・ブルナーが生み出した世界的なアイドルですね。
   オランダ留学時代のある日,そのミッフィの公式専門店がアムステルダムのはずれにあると聞き,ここでしか手に入らないものを買って帰って子供たちに自慢してやろうと思って行きました。 「日本で売っていないものはどれ?」「わかりません」。なんと不親切な!気を取り直して,「じゃオランダで作っているのはどれ?」「わかりません」。馬鹿にしているのか!?気を取り直して「なんで?」「だって中国製だから」。なんと。道理で日本で見たようなものばかりだと思ったはと妙に感心しました。
    たしかに,説明書きはオランダ語だけれど,品自体はトイザらス と変わりません。中国恐るべし。どこでも中国製ですね。ちなみ中国語でミッフィーは米飛と書くそうです。日本製の車も海外で作る時代で,トヨタが国内生産にこだわるのがニュースになるのですから,それが時代の流れなのかもしれませんが,どこか空虚さを感じるのは,私だけなのでしょうか。

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